祖母の死

なにも成長しないまま月日だけが過ぎ去った感覚がある。上京してから約7年間、何かを為そうとしながら、何も成し遂げられず、ただいたずらに世間の波にのまれていたにすぎない。3年間努めた会社を辞めて、ここ1年は契約社員として、ただ数値を打ち込むだけの…

ものが挟まったような

現実との間にものが挟まった感覚。言葉とはどこでもないところから突然降りてきて、私をとらえるのだろう。現実との間に薄い皮膜一枚を隔てた感覚。言葉がなくても身体は現実にある。身体的な物質性は私の存在を確からしく思わせるが、言葉によって分節化さ…

近況

この1年間、誰とも話さず、1DKのアパートの中で、息を殺して暮らしている。 1日が繰り返されるたびに、自分の中の一部が、少しずつ死んでいくのを感じる。 昔感じていた憧れも、もはや思い出すことすらできなくなって、鈍くなった感情だけが、冷たくなった心…

現実について

現実に向かい合わなければ、人は生産的な仕事をすることはできない。しかし、現実の中身の検討が必要だ。 私が見ている現実は本当に現実なのだろうか?最近疑わしくなってきている。 現実的な行動でなければ、現実へのアプローチをするにあたって、確かな担…

大学についてニートが思ったこと

僕は昔大学に通っていたことがあるのだけれど、はっきり言ってあまり行く意味はないと思う。まあ、僕が通ってた学校が大した所ではなかったこともあるんだけど。特に文系の学部は社会で役に立つ知識を教える所ではないし、そういう知識を学びたかったら自分…

感情的な無感動

最近悲観的に現状を批判するよりも、オプティミスティックに考えるほうが得なんじゃないかと思うようになった。それはシニカルに現状を肯定する訳ではなくて。 悲観的に考えようと楽観的に考えようと、現状は変わらない。だったら別に悲観的に考えて自分を追…

ニートの持ち物

はじめから失うとわかっていたら、何も持とうとは思わないだろう。 何かを持とうとすることは何かに縛られることだ。いつか失うんじゃないかとずっとビクビクし続けるくらいなら、一気に全て捨ててしまった方がいい。 ギリシャ神話のシーシュポスは永遠に巨…

ニートとプロレタリア

町を歩いていると働いている人によく出会う。働いている人に出会うと僕は決まりが悪くなる。だからなんとなく外に出るのに気が引けてくる。 たまに忙しくもないのにせかせかしてみたり、活動的で意欲的な人間であるように見せるために嘘をついたりする。その…

ニートと夢について

最近雨が降り続いていたせいか、ずっとぼーっとしていた。何もせずぼーっとしていると、脳が溶けていくような感じがしてくる。一日中寝ているとたまに夢か現実かわからなくなる。夢をみながら現実のなかにいるような感じがする。 現実は夢なのかもしれない、…

がんばるニート達へのメッセージ

むかし内田樹さんの本のなかのどこかで読んだことがある。 内田さんは合気道の道場を開いているんだけど、むかしまだ内田さんが合気道を学ぶために弟子入りしていた頃、一人の兄弟子がいてその人は合気道の師範からもっと上のクラスに入るための試験を受ける…

ニート 歴史革命テーゼⅤ

革命は100%成功する。なぜなら革命の瞬間において人間は神をその身に引き受けるからだ。革命の瞬間において人間は歴史に内属する客体から歴史を動かす主体に飛躍する。人間は神がいる限りで、目的が設定されている限りで、終局的な視点から歴史をふりかえる…

ニート 歴史革命テーゼⅣ

つまり現代社会は自由である、だからどんな行為も不可能である。 自由は自由であるように演じなければならない。どんな純粋な行為も不可能である。なぜなら不在が存在しないから。不在を埋め合わせるように自らが不在をつくりださなければならないから。不在…

ニート 歴史革命テーゼⅢ

まえに資本主義の成立にとって宗教、とくにカルヴァン派の影響について話したけど、現代では神が究極まで遠退いてほとんど見えなくなっている状況だと思う。 カルヴァン派の教義のところで人間がどんなに努力して神の気にいられるように行為したところで神の…

ニート 歴史革命テーゼⅡ

前に書いたことだけど、ヴェーバーは資本主義の存立にとって宗教、特にカルヴァン派の影響を重視していた。 カルヴァン派の教義とは自分たちの運命は神によってすでに決定されている。だから自分のなす事は全て神によって自動的に操作されたものでしかない。…

ニート 歴史革命テーゼⅠ

僕は書くことが苦手だ。 何か意識を集中してものを書こうとするとすぐに挫折してしまう。 だから僕はものを書くときはなるべく頭を空っぽにしてなりゆきまかせで書くようにしている。 ものを書くということは頭の中の考えを紙(または液晶ディスプレイ)に書…

せめて人間らしく

今日町を歩いていたら募金箱を持ったひとに声をかけられた。 熊本地震の義援金集めをしていたんだけど、僕はまるでなにも聞こえなかったかのように素通りした。 カンボジア人の青年に声をかけられたこともある。 その人は手帳を持っていて、それには寄付した…

働くことのうしろめたさ

働くことが後ろめたい。 本当に自分は働いてしまっていいのだろうかとよく躊躇する。 自分には働く資格なんてないと思う。 別に好きなことがあるわけでもないし、その仕事に熱意をもって取り組む気もさらさらないのだから、企業にとってもこんな奴はさっさと…

働きたくない

ボリビアには海軍があると聞いたことがある。 ところでボリビアには海がない。 その昔ボリビアは太平洋の海岸線にまで国境がせりだしていたそうで、いつの日か海を取り戻した日に備えて日々海軍は訓練を積んでいるそうだ。 なんという苦しみだろう。 ボリビ…

かかれたもの

結局同じことの繰り返しでしかないのか。 逃れたつもりがまたまいもどってくる運命でしかないのか。 囚人みたいにまた見えない鎖に繋がれて監獄に戻ってくる。 結局それでしか安心出来ないのだ。 外部なんて無い。 全部社会に飲み込まれる。 出来るだけ[外]…

はじめまして

はじめましてyumekyuusaku と申します。 ニート歴6カ月。 生きるのがしんどい。 あつい。 3月に大学を中退し、ふらふらしてる21歳。 学校に馴染めず自分がしたいことも分からない。 そもそも自分がしたいことなんて無いし見つかることもないと思ってる。 で…